昔はパソコンのOSの再インストールと言えばハードディスクをフォーマットし直してデータも設定もクリアにしてインストールするのが普通でした。
インストールしたあとは使っていたソフトをインストールしてメールやブックマークやその他の設定を一からやり直すのがかなりの手間だったりしました。
今のMacは本体に入っているデータやソフトや設定をそのままにOSだけを再インストールすることができます。
というわけで最近調子が悪くなってきたMacのOS(macOS Sierra)を再インストールすることにしました。
具体的な不調部分としては
- 「システム終了」ができない(全てのソフトが終了した後に固まる)
- Safariが長時間起動しているとフリーズして強制終了も効かなくなる
- Chromeが前触れもなく落ちる
- Finderがコピー、ペースト、ファイル名変更ができなくなる
などでした。
OSの再インストールをした結果、以上の不調な箇所は今のところスッキリ解消されて快適になったのとクリーンインストールよりはずっと楽で早かったのでやり方を解説しようと思います。
準備
この方法はmacOSの調子が悪いときに有効です。ハードやサードパーティーの問題の解決にはならないのでそちらの調子が悪いときは他の方法を試してください。
OSのデータをインターネットからダウンロードするためネット環境が必須になります。
それまで使っていたWi-Fi環境で行う場合は新しく設定をすることなく再インストールすることができます。
そうでない場合は再インストール中にWi-Fiの設定をすることになるのでSSIDやパスワードなどを控えておいてください。
OSデータをダウンロードしてインストールするので短いと言ってもそれなりに時間がかかります。
ネットやシステムの環境によっては数時間はかかる可能性があるので時間に余裕を持って行ってください。
私の場合は約1時間ぐらいで終わりました。
お約束ですがデータやシステムの保証はできないので自己責任で。
大事なデータはバックアップを取っておいてください。
実行
Macを再起動して画面が付く前から「Command + R」ボタンを押し続けます。
いつもより起動に時間がかかりますが正常です。
すると以下の画面が出てきます。
「macOSを再インストール」を選択します。
「続ける」を選択し使用許諾契約の条件に「同意」してインストールするドライブを選択するとOSのダウンロードが始まります。
残り5分でスタートしましたが環境のせいか10分以上かかりました
ダウンロードが終わると続けてOSのインストールが始まります。
こちらはほぼ時間通りに完了しました。
インストールが終わると環境によってiCloudの設定などが出てきて終了です。
以前のバージョンでもmacOSの再インストールをしたことがありますがほぼ同じ手順だったので他のバージョンでもほとんど変わらずこの手順でできると思います。
再インストール完了後はインストールされているソフトや設定はもちろんデータやファイルもすべて以前と同じでOSの不調だけ解消されていました。
いろいろ試してもMacの不調がなかなか直らない場合は試してみてください。
参考
ー Appleサポート ー
macOS を再インストールする方法 ー他の理由で再インストールする場合ー